2002年4月27日(土曜日)

午前6時。

早起きが健康に良いというのは真っ赤な嘘だ。気分は最悪だ。腕にチクリと痛みが走る。現実と夢の区別もつかないうちから採血が始まる。次はレントゲン。

車椅子に積まれた俺は、まるで人形みたく無表情でレントゲン室まで運ばれる。いつも通っていたレントゲン室までの真っ暗な道のり。不気味に開くレントゲン室の扉を目の前にすると、此処から二度と戻ってこれないんじゃないかとさえ思う。

夕方。

テレビの音、廊下を行きかう足音、雑音。これは通勤しているときに聞こえるそれとほとんど変わらない。ほとんど変わらないのが気持ちが悪い。夕方までくるとあっという間に夜が来る。時間というのは24時間内で平等に進んでいるのかと思っていたけども、そうではないらしい。

また眠れな夜をどうやって過ごすか頭を悩ませなくてはならないのかと思っていたけども、あっさりと眠ってしまった。

前回の入院時に会った黒い影。今夜は来ないらしい。

ストリートの黒幕

今日からあなたが居ない世界 今から僕は要らない世界

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