2002年5月11日(土曜日)

今朝は少し気分が良い。胸の痛みもマシな気がする。その代わり背中が痛い。痛いというかだるい。けれども胸の痛みに比べれば、かなりマシだ。

5月に入ってもう2週目も終わろうとしている。時間というのは無駄にしようと思えばいくらでも無駄にできる。俺の場合は絶対安静なので無駄かどうかは微妙なところだけども。それでもやっぱり無駄なんだろうと思う。ぼーっと過ごしていると昔のことをやたらと思い出す。それこそ1日1日を記憶の中でなぞっていく。まるで同じ人生をもう一度やり直す可能ような気分にさえなる。そんなひどい妄想を掃除機の音が壊してくれる。清掃業者が来ているらしい。そういえば今朝そんなことを聞いた気もする。

昼前にレントゲンを撮りに行く。また車椅子だ。けれど俺はいつもみたいに人形のようにはならなかった。理由は知らない。ただ一言も発さないのは変わらない。これならば人形だろうがなんだろうがあまり変わらない。レントゲンの結果は予想に反してすぐさま俺の元に届いた。もうほとんど治っているらしい。俺は病院内全ての徒歩を許可された。もちろん階段もだ。俺は嬉しくなって意味もなく1階へ下りてみた。人で溢れている。それでも俺はそんな院内を30分ほど歩き回り、部屋へと戻った。昼を少し過ぎたぐらいだったけども、部屋はあまりにも静寂に満ちていた。少し恐怖を感じたけどもそれ以上に歩き回れたことが嬉しかった。

歩き回った所為か消灯前まで眠ってしまう。やたらとリアルな夢を見たが起きた時には何ひとつ覚えていなかった。

ストリートの黒幕

今日からあなたが居ない世界 今から僕は要らない世界

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