縁の範囲

縁。これが具体的にどういうことなのか良く分かっていない。言い換えるのなら「偶然」とか「運」に近い類のものだと思っている。

縁。恐らく人間関係をメインに使うことが多いと思う。対バンで良く会う人がいると「縁があるねぇ」なんて言ったり。ただひとつ解せないことがある。

「縁がなかったから疎遠になった」

もうこれがほんと解せない。縁の範囲は「偶然出会う」とかそういうキカッケの部分だと思っている。既に構築されてしまった関係に縁もくそもない。人間関係を繋ぐのはお互いの努力だけだ。努力というと堅苦しいので言い換えると「興味」だろうか。「その人と話がしたい」とかそういうことだ。自分が他人に対する態度をまったく変えていないのに疎遠になってしまったとしたら、逆に自分は最初からその人に興味がなかったという結論に至るわけだ。


趣味だって同じことだ。最初は楽しくて仕方なかった楽器が知らない間に押入れの奥で埃まみれになっているってこともあるだろう。要するに興味がなくなってしまったということだ。対人だってこれと同じ。双方の双方に対する興味がなくなった時点で押入れの奥で埃まみれになってしまう。なんかそういうことを見ないように、まるで蓋をするかのように

「縁がなかった」

と、まるで他人の所為にするかのように言い放ってしまうのが解せない。もちろんこの言い回しをしているほうが都合がいいのは分かる。自分にとって。自分がどんな傍若無人な態度を取ろうが付き合いを続けてくれるのは、そんな自分でも相手は興味をもっているからに他ならない。縁がなかったという言葉はそれさえも否定しかねない強烈な言葉だと思う。


神や仏にすがる前にまずは人間なんじゃないだろうか。なんてね。

ストリートの黒幕

今日からあなたが居ない世界 今から僕は要らない世界

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