2022年の目標

年末になると「もう年末だしあとは来年」みたいな言葉が社内でよく聞かれるようになる。1年をひとつのクールとして考えて、年が明けたら真っ新な状態で再スタートが切れるかのような言い回し。そういうのが非常に苦手だ。時間の進み方は何も変わっていないし、年が明けたからといって何かが許されるわけでもない。こんな幻覚に近い感じも1月の5日あたりになれば街からすっかり抜け落ちていて12月の27日あたりからの続きの人生が再スタートする。それはまるで正月という別次元が終わったかのように。

1月2日。既に幻覚から覚めてしまった俺はまた同じような毎日が去年から地続きであることに絶望し、実はそんな絶望を当たり前のように望んでいるのだと認識し、さらにそれに絶望する。

何か新しいことをする事を前進だと勘違いし、その勘違いに気づかないふりをして必死で新しい何かを探す。現状を維持することさえ大変なのにあえてそこには触れずに新しいことを探す。


簡単な、実はとてつもなく簡単に手に入るだろう別の道にわざと気づかないように今の人生に異質なものを入れないように、限りある時間をいつものように動かすために。とにかくとにかく気づかないようにする。


2022年。目標。現状維持。

ストリートの黒幕

今日からあなたが居ない世界 今から僕は要らない世界

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